今年度の春の合同例会は瀬戸LCホストで愛知県陶磁美術館にて尾張旭LCと合同例会を行いました。

ゲストスピーカーは愛知県陶磁美術館の主任学芸員 小川裕紀様を迎え「知られざる古代の名陶 猿投窯について」講演して頂きました。

会長挨拶   瀬戸LC会長 島倉 淳

皆様こんにちは。新年合同例会では、尾張旭LCから事務所移転祝に伴い素敵な掛け時計を頂き誠にありがとうございました。お陰様で事務所の整備も落ち着き、快適な空間となりました。

さて本日はここ陶磁美術館での例会であります。ご存知のとおり瀬戸は焼き物の町であり約1300年の歴史があります。私も今年で創業95年になる窯元ですので、ここで瀬戸の焼き物業界の現状について簡単にお話をさせて頂きます。「瀬戸もの」と言いますと、先ずは食器を思い浮かべられると思いますが、この食器においては、生産個数で換算しますと瀬戸を1とした場合、美濃地区は約1万倍あり、中国製品を除いて国内市場に出回っている食器の大変は美濃焼であります。美濃地区は機械化が進み大量生産のメーカーも多く、一番従業員が多い窯元は180名おります。次いで九州の波佐見焼や有田焼の順となります。ただ食器だけ話ですと瀬戸は厳しい状況ですが、瀬戸の焼き物には、ファインセラミクスや電磁器などの工業品が有名です。この分野では上場した会社も1社あり、健闘されている会社が多数存在しております。本日は、陶磁美術館の小川裕紀学芸員様より、焼き物のルーツを深堀したお話を頂戴いたします。楽しみにしております。